虹色の映画館

「Sweet Rain 死神の精度」ネタバレあらすじと感想

情報

・原作

伊坂幸太郎

・制作年

2008年

制作国

・監督

筧昌也

・上映時間

113分

・キャスト

金城武 小西真奈美 冨司純子 光石研

あらすじ

黒い犬と黒いスーツの男。
彼の名は千葉、死神です。死神たちの人間界での名前は県名や都市名がついています。
教会の葬式で少女に死神の正体をあかすシーンからはじまります。

死神は死の訪れる7日前に本人に近づき「実行」か「見送り」を判断します。普通「実行」になります。
死神たちはみな「ミュージック」が好きです。そして人間との会話でしばしば言葉がかみ合わない事があり、人間の方はジョークだと思ってしまいます。
そして千葉だけの特徴で人間界で仕事をする時はかならず雨がふっています。

3話のオムニバス形式になっていて、実は3話は時系列につながっています。
1話目の人物は27歳OLの「藤井一恵」です。
電気メーカーのクレーム処理の仕事をしていて、昔からまわりの人々の死に直面することが多く手首にはリストカットの後があります。

最近ひとりのクレーマーに付きまとわれ困っていました。
今回も雨の中一恵と接触しました。

ある日とうとうクレーマーが一恵の前にあらわれカラオケ店に連れ込もうとします。その現場にあらわれる千葉、さらに女性があらわれ事情を話しました。クレーマーと思われたのは有名音楽プロデューサーでクレームの電話で一恵の声を聴き気に入り、確認するためにクレーマーの様な行動をとっていたのでした。「あなたの声、良ければわたくしに貸してくれませんか」とあらためて一恵をさそいました。

千葉は「見送り」の決断をしました。

2話目の人物はヤクザの「藤田」です。
千葉は藤田の弟分の阿久津の前にあらわれます。
藤田の兄貴分名波を殺した栗田の居場所を知っているということで近づきました。
千葉から聞いた栗田の居場所に乗り込もうとする藤田に阿久津が先に千葉と二人で偵察に行き、藤田に行ってほしくない阿久津は栗田は居なかったと嘘をつきますが、千葉はその嘘に気づいていました。

阿久津は千葉と栗田の所へ乗り込もうとしますが、逆につかまってしまいます。栗田から藤田の連絡先を教えろと拷問をされ、ここでは藤田はやられないことがわかっている千葉は携帯番号を教え、千葉が乗り込み敵全員を抹殺しました。

栗田の用心棒は千葉の仲間の死神でした。

次の日藤田は交通事故で死亡します。

3話目は70歳の美容師「一恵」です。
1話目で登場した一恵の老後のはなしです。
客としてやってきた千葉は死神であることを見抜かれてしまいました。

歌手になり幸せな人生がはじまったようにみえたのですが、夫が急死し「もう、だれも愛さない」とひとり息子を手放しました。
その息子は2話目で登場した阿久津でした。現在は弁当屋をやっています。

息子に会いたがらない一恵にせめて孫をみせたいと客として行かせると連絡が入ります。孫には一恵がおばあちゃんであることは秘密のままです。
孫の顔を知りたくない一恵は千葉に7歳の孫と同じ年頃の子供たちを孫が来る日に集めるように頼みます。無料でしかもカードのおまけつきで子供たちが集まりましたが、やはり孫は誰なのかわかってしまいました。

外に出てみると千葉が初めて見る青空が広がっていました。

感想

この映画のオリジナルの小説は7話のオムニバスでそのうちの3話を元に構成されています。
原作を読んだ方には、違和感があるかもしれません。しかし、死神のキャラが滑稽で完成されていて、元々良くできたストーリーなので映画としてはじめて観た場合には3話が時空を超えてつながっていて、当人の死神千葉も一恵とかつて会っていた事を忘れているという壮大な世界観を十分に楽しめるのではないでしょうか。

原作を知る前にこの映画を観たので観はじめてすぐに金城武の髪型が変わって短くなっているので、つながりを無視して髪を切ったのかと思ってしまいましたが、原作の毎回違う人物になり人間界にやってくるという設定を髪型と服装だけで良くあらわしていると思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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