
2022年に公開された『シン・ウルトラマン』は、庵野秀明監督が手がけたウルトラマンの新たな映画で、シリーズのファンのみならず多くの観客を魅了した一作です。ウルトラマンが現代的な視点で再解釈され、従来のウルトラマン像に新たな息吹を吹き込んだ本作は、特撮と人間ドラマが見事に融合しています。
物語は、ウルトラマンが地球に現れ、怪獣との戦いが繰り広げられる中で、地球人との絆が描かれます。ウルトラマンの力強い戦いとともに、人間たちがどのように変わっていくのか、またウルトラマンという存在がどのように受け入れられていくのかが重要なテーマとなります。
本記事では、『シン・ウルトラマン』のネタバレあらすじを詳しくご紹介し、作品の魅力や感想をお伝えします。ウルトラマンファンはもちろん、特撮映画が好きな方にも必見の内容です!
※本記事には映画のネタバレが含まれますので、未鑑賞の方はご注意ください。
映画情報
上映時間 113分
監督 樋口真嗣
脚本 庵野秀明
キャスト 斎藤工 長澤まさみ 有岡大貴 早見あかり 田中哲司 山本耕史 岩松了 嶋田久作 増岡徹 長塚圭史 山崎一 和田聰宏
あらすじ
現代の日本が舞台です。過威獣と呼ばれる謎の巨大生物が突如出現し、街を破壊していく社会です。そこへ日本政府は「過威獣特設対策室」通称「過特対(カトクタイ)」を設置します。6人のメンバーの一人「神永新二」(斎藤工)は過威獣からの避難指示が出た現場に一人の少年が取り残されているのをモニターで発見し、助けにいきます。そこで過威獣の攻撃を受け、死にかけるなか地球に来ていた外星人「リピア」は「神永」と肉体を融合して巨大化し過威獣を始末しました。
世間ではその銀色の巨人を「ウルトラマン」と命名し、当初敵か味方か判断できませんでしたが、過威獣から街を数回助けられ良い存在と認識していきます。
しかし「ウルトラマン」の次の外星人「ザラブ」の策略で偽「ウルトラマン」が街を破壊します。そんな中「神永」が「ウルトラマン」に変身するシーンが動画に映っていて、「神永」を世間が追い始めます。
「ザラブ」に監禁されていた「神永」は「浅見弘子」(長澤まさみ)に助けだされ「ザラブ」から街を救いました。
次は「ウルトラマン」よりも以前から地球にいたという外星人「メフィラス」(山本耕史)が日本政府に接近します。人間を巨大化する「ベータシステム」を利用して地球を侵略する目的です。それを措置しようと戦う「ウルトラマン」。長時間戦えない「ウルトラマン」、戦いは劣勢でした。しかし光の星から「ゾーフィー」がやってきたのを知った「メフィラス」は退散します。
「ゾーフィー」は「ウルトラマン」に巨大化して兵器化が可能になった地球を兵器「ゼットン」で破壊することを告げます。
無理とは知りつつ「ゼットン」を破壊しようと「ウルトラマン」は挑みますが、重症を負います。しかしあきらめずに「ベータシステム」のデータを「過特対」のメンバー、「滝明久」(有岡大貴)に教え「ゼットン」を別の次元へ飛ばす戦略を考えさせます。しかし「ウルトラマン」も同時に飛ばされる危険があるのでした。「神永」は命を惜しまず、引き受けます。
作戦は成功しましたが、「ウルトラマン」も飛ばされました。「ゾーフィー」は人間との融合という規則を破ったウルトラマンを光の星に連れ帰り、罰を受けさせると告げますが、「ウルトラマン」は地球に残りたいを言います。
「そんなに人間が好きになったのか」
「ゾーフィー」は「ウルトラマン」と「神永」を分離させ人間として「ウルトラマン」を地球に残しました。
感想
庵野監督は元々ウルトラシリーズのファンだけに、通好みの演出がいたるところに見られます。
成田亨氏のデザインによる元の「ウルトラマン」のデザイン案では胸の「カラータイマー」はついておらず、政策サイドからの要請で後からつけたそうです。背中の背びれはファスナーを隠すため、目の下の黒い点は着ぐるみの中の人の除き穴だったので、今回のCG版ではオリジナルデザインを忠実に再現しています。しかし、庵野監督は「カラータイマー」が本当は好きだそうです。
オープニングの「シン・ゴジラ」のテロップが出るところは「ウルトラマン」との世界観のつながりを演出しています。
「シン・ウルトラマン」はかつて「ウルトラシリーズ」を見いていた世代から初めて「ウルトラマン」に触れる若い人まで幅広く楽しめる作品だと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。